子育ての大切さ

いま幼児教育に一番必要なことは何でしょう。結論から言いますと、「親の意識改革」が必要だということです。健全なる子供の育成には、親も成長していくことです。勿論先生もしかりです。今までの教育法以外に自分なりの視点を持つことが大切です。 少年犯罪の増加や学級崩壊など、子供を取り巻く問題は深刻になっています。すぐにキレたりする子供たちも増えています。 今の子供は、何かがおかしい! なぜ、このようになってしまったのでしょうか?その原因に対して、各方面の教育者や学者、評論家などがいろいろ説を唱えています。中には、アニメやゲーム。パソコン、インターネットが悪いという意見を唱える人もいます。 果たして、本当にそうでしょうか?テレビや漫画は昔からありました。親御さんの中には。アニメ世代という方もいらっしゃるでしょう。 ここで問題になるのはインターネットですね。今では小さい子供でも使いこなします。ネットの世界には。少年犯罪のタネになる有害な情報は確かに多いですね。過去には、ネット書き込みのトラブルによる少年犯罪が起きたこともありました。 一歩譲って、パソコンが引き金になって犯罪が起きたとしましょう。しかし、あくまでも「引き金」にすぎず、根本的な原因ではないということです。これは単純に考えてみればわかります。100人の子供がゲームやインターネットに夢中になっているとしましょう。この100人の子供たちが、全員重大な犯罪を引き起こすでしょうか。実際は何もしない子供のほうが多いはずです。 だから、インターネットが少年犯罪の増加に関係しているという考えは短絡的です。少し乱暴な意見のような気がします。問題はそんな単純なものではないでしょう。親の教育、保育園や学校の教育、家庭内・地域社会・周りの環境・食事や生活環境、社会背景など、多方面から考えないと問題は解決しません。ゲームが悪い、パソコンが悪いという紋切り型の意見だけではどうにもなりません。 ゲームやインターネットは、あくまでもきっかけであり、原因ではありません。それ以前の問題が、子供に降りかかっているのです。わかりやすく言えば、何も問題の無い子は、どんな環境であっても何も悪いことはしない。犯罪を起こす子は、ゲームやインターネットをする前から、すでに”悪いタネ”を持っているということです。 今の子供たちの大きな問題点、たとえば、犯罪を起こした少年たち、特に凶悪な殺傷事件を起こした子供の心理とはどんなものでしょう。それは「空想力や想像力」の欠如が考えられます。圧倒的にそれらが足りないのです。 たとえば、自分が人を傷つけようとしていると創造してみましょう。その先に何が考えられるでしょう? 傷ついた相手は痛い思いをする。その親も悲しむ。傷つけた自分は罰せられる。自分の家族も困る。いずれは、その罪に自分自身が苦しむことになる。 自分がやったことに対して、未来に何が起こるかということを想像できれば、簡単に人を傷つけることは出来ないはずです。平気で人や動物を傷つける人間は、このような想像力すら働いていないと思います。 ここでいう想像力とは、「心の目」みたいなものです。たとえば、小さい花や子猫を見て「とてもカワイイ」と思う。このカワイイと思う感覚は、それを見た人の「心の中の出来事」です。その目に見えないものを心の目で見る。これが想像力です。 それでは、その想像力を身に付けていくにはどうしたらいいでしょう? それは幼少の頃からの「リアルな体験」です。リアルな体験とは、デジタル的ではなくアナログ的なもの、わかりやすく言えば、 色々なものと触れ合う「生の体験」です。それも、なるべく小さい頃からの体験させておくことです。 今の子供たちは、昔の子供たちと違って、外で遊ぶことが少なくなっている傾向があります。昔のように空き地というものが少なくなっています。特に都会に住む子供たちの遊び場は激減してます。環境破壊が進み、大自然と触れ合う機会も少なくなっているのではないでしょうか? リアルな体験と言っても、難しく考える必要はありません。ゲームやインターネットは、バーチャルな体験です。これはリアルとは正反対のものです。「生のもの」や、写真・映像ではない「本物」を見たり、聞いたり、触ったりしていくことです。 ◎リアルな体験の例 ・動物園や植物園に行く。 ・山や森、川や海などの大自然に触れる。 ・魚釣りや昆虫採集をする。 ・音楽の生演奏を聴く。 ・絵画や映画を鑑賞する。 ・手品などのショーを見に行く。 ・色々な人に会わせ、話をさせる。 などなど、子供達の想像力が働くような事を親が積極的にやってあげることです。 子供に意味が分かるかどうかということを考える必要はありません。大切なのは、子供に理解させることではなく、「体験させる」ことです。どんどん刺激を与えるのです。大人が子供を教育する場合、どうしても理解させようとしてしまいます。しかし、 意味を理解させようとする必要はありません。理屈よりも「感覚的な体験」が大切です。多くのものを目で見る、耳で聞く、 舌で味わう、鼻で嗅ぐ、手で触れる、五感を鍛えさせることです。 子供の脳の発達は、3歳で80%、9~10歳で90%出来上がると言われています。そして、10歳になる小学生低学年までは、どれだけ脳に良い刺激を与えていくかが大切になってきます。 ここで言う良い刺激とは、「リアルな体験」です。幼少の頃からリアルな体験をさせておくと、子供の脳はどんどん発達していきます。生まれてから子供が最初に味わうリアルな体験、それは親とのコミュニケーションです。これは3歳までにたっぷりとやっておくことが大切です。優しい言葉をかけ、ダッコやオンブをしてあげて触れ合い、親子の絆をしっかり作っておくことです。そして、3歳以降も、いろいろとリアルな体験をさせることです。しっかりコミュニケーションを図り、リアルな体験を重ねると、子供の脳は健全に発達していきます。 コミュニケーションの有効的な手段として、子供への絵本の読み聞かせがあります。一番いいのは、お母さんが膝に乗せてたり、ダッコしながら、絵本を読み聞かせることで、お互いに親子の絆を確認することもできるでしょう。愛情と安心感を得ることができます。そして、読み聞かせが子供の想像力を上げていきます。 人間の感情に深く関わっているのは、脳の中にある「扁桃体」という部分です。無数の神経細胞で扁桃体は感情を生み出すアクセルのようなもの、扁桃体が何に一番反応するのか、サルを使った実験で調査したところ、笑顔に反応するということが判明しました。怒った顔には反応しません。また笑顔の種類によっても、反応に差がありました。自分の面倒をみてくれる飼育係の笑顔に、サルの扁桃体は一番強く反応したのです。 自分にとって安心できる者の笑顔に反応する。つまり、扁桃体を刺激するには、コミュニケーションが一番ということになります。人間の子供の場合なら、親密である親や先生の笑顔が扁桃体に刺激を与えるということになります。小さい頃に親とコミュニケーションが足りなかった子は、豊かな感情が育たないと言われますが、このような脳の仕組みが関係していたようです。 扁桃体以外に感情と深く関わっているには「前頭連合野(前頭前野)」という部分です。こちらも扁桃体とは逆で、感情を制御するブレーキの役割を担います。前頭連合野とは額のすぐ後ろにある大脳皮質の部分、高等な動物ほど大きくなる部分です。大きさは人間が最高で、大脳皮質の30%近くを占めています。前頭前野は人間が人間らしくいるために必要な脳なのです。 感情のアクセルである扁桃体と感情のブレーキである前頭前野が、バランスよく働いてこそ健全な脳といえます。 子供達にテレビゲームをやってもらい、脳がどのように働くかという実験がありました。その結果、一人でゲームやるより、大勢でやるほうが脳の働きがよいことが判明しました。大勢の人とコミュニケーションを取りながら遊ぶほうが、頭の働きは活発になるのです。その実験を紹介したテレビ番組のゲストの先生が、うまいことを言っていました。人間という文字は、「人」と「間」と書く。つまり、人間は人と人との間に存在するもので、コミュニケーションを取っていく動物なのだと。 最近の子供達は、人と人とが触れ合うような生身の実体験が少なくなっています。そして、昔のように、おじいちゃんもおばあちゃんもいる大家族は少なくなっています。近所同士のコミュニケーションも希薄になっています。遊ぶ場所も、原っぱのような伸び伸びとできる所が少ない状態です。つまり、脳の働きが悪くなるような環境なわけです。 それでは、扁桃体と前頭連合野の働きのバランスを取るにはどうしたらいいのか? その具体策は簡単なものでした。それは「親子で一緒に遊び」というもの。やり方は単純です。親や先生が笑い転げる位子供と遊びまくることでした。これにより、アクセル役の扁桃体に刺激をあたえます。 コミュニケーションがうまく取れるということは、脳が健全でバランスよく働いているということです。これは子供も大人でも同じです。 その他に親子とのコミュニケーションで問題になってくるのは、「子供の叱り方」です。子供に対して、つい感情的に怒りがちですが、それだけでは子供の成長に良い影響を与えません。 一つ教え、二つ叱り、三つほめる! つまり、叱る以上に「ほめる」ということが大切です。子供がこの世で最初に信頼できる存在となる親。その親からほめられるということは、子供にとって生きる活力になります。次も頑張ろうという気になります。ほめられる事によって、良い事と 悪いことの区別もつくようになりますし、想像力も身につきます。脳の発達もよくなります。 叱るべき時は叱る。これは大切ですが、叱ったままという事は良くありません。感情的、ヒステリックになることもあるでしょう。叱る時は、冷静、客観的に判断するよう心がけましょう。フォローを忘れないようにしましょう。 そして、子供の目線に合わせるようにします。幼い子供にとって、高い位置から大人に見下ろされるのは怖いことです。 親、先生はしゃがんで子供の目の高さに合わせます。そして、叱るのは短時間にすることです。なぜ叱っているかということをはっきりと言葉に出して伝えます。問題になっていること以外のことを出してはいけません。ついでにと、過去にあったことも持ち出してはいけません。ついでにと、過去にあったことも持ち出してはいけません。 ここが一番大切なポイントですが、子供の言い分を必ず聞いてあげることです。悪いことをしたといっても、大人も考えも及ばない「子供なりに理由」があるからです。幼い頃は、悪意をもってやることなんてほとんでありません。子供が良かれと思ってやったことが、大人から見ると悪い行動に映ることも多いのです。だからこそ、親、先生の冷静な判断力が必要です。 子供も人格を持った一人の人間であるという認識をもち、子供の取った行動だけを見て判断するのではなく、その中にある真実を知ることが大切です。 子供に一方的に命令するのではなく、話し合いという姿勢を持つことで、子供の考え方が正しいというケースも多いはずです。 子供が自ら自分の思いを表現したとき、それが正しい考えであるなら、逆にほめてあげるべきです。間違った考えなら、すぐに否定せずに一度は受け止めてあげるくらいの寛容さは必要でしょう。 「そんなことをしたら、お母さんは悲しい」と言うように感情に訴えることは良いと思います。絶対にやってはいけないことは、 兄弟、姉妹や他人の子供と比較しないことです。この行為は、子供の心に深い傷を残します。 そして、5~6歳になるまでは、決して暴力を振るわないことです。虐待とまでは言わなくても、幼い子供に手を上げると脳や身体にダメージが残ります。大人が考えている以上にその影響は大きく、後々子供が成長した時に、心身の不調として表れることがあります。 大人になって、腰痛、肩こり以外にも、原因不明の目まいとか偏頭痛、うつ病などの気の病をお持ちの方もいます。病院の検査では異常なしなのですが、本人には確かに不快症状がある。大半の病気の原因はストレスにあると考えで言えば、過去の出来事に中に、幼い頃に親からの暴力という原因もあるそうです。殴られてはいないけど、言葉の暴力というのもあります。 「お兄ちゃんは優秀なのに・・・」「隣の家の○○ちゃんは成績がいい・・・」というように、親の心無い言葉に傷ついたという人が中にはいます。 この心の傷は、30歳、40歳と、大人になっても残ります。70歳、80歳になっても忘れずに覚えている人がいます。もちろん、これが直接病気の原因になったとまでは言いませんが、遠い過去のことがストレスとして残っている人が多いというのも事実です。それらが何らかの形で、心身の異常として出てくる場合もあるのです。 良くも悪くも親の影響力が強いということです。特に母親の影響力は大きいです。子供の頃に聞かされた親の一言一句が、後々 その人の考え方や行動、人生の歩みまで左右するのです。 教育は知識を詰め込むのも一つの方法ですが、特に子供の時に必要な教育は体験です。知識と体験は、車の両輪のようなもの。 どちらかが欠けてもいけません。ただ、知識に偏らず、まずは体験することが大切。それにより知識が生かされます。 たとえば、海の写真や映像を子供に見せたとします。「これが海だよ」と教えるだけでは、単なる知識だけの学習です。本物の海を見せてこそ体験学習となります。海というものを感覚的に納得させれば、高度な学習をさせたことになります。写真や映像だけでは、海の情報不足ということです。 実際に海水に触れ、「海の水は冷たいね」「海は青いね」「ザ~とすごい波がやってくるね」と子供に声をかけてやります。 つまり、子供の感情に訴えてやるのです。自分が見たり触ったり、香りを嗅いだ感覚。海の青さや波のうねりなどの雰囲気や言葉では言い表せないリアルな感覚。感受性の強い子供はそれをすべて受け止め、そして学習していきます。これが写真や 映像だけだったら、海について伝わるものはほんの僅かでしょう。 ここでのポイントは、体験と感情がセットになっていることです。体験に子供の感情が伴っていることが大切です。感情が伴ってこそ記憶に長く残るし、機械的ではない温かみのある学習となります。 幼児教育で大切なことは、知識の詰め込みでは無く、子供の脳や心を緊張させる学習法です。ゆっくりでもいいですから、子供が安心できるような体験学習を、ゆったりとした環境で行うことが大切でしょう。 「リアルな体験」とは、自然と触れ合うことだけではありません。忘れてはならないのは、人間関係の体験です。 親や兄弟だけでなく、おじいちゃんやおばあちゃん、親戚の人との交流、そして、子供達は友達との「遊び」を通じて人間関係を学びます。ときには、ケンカすることもあるでしょう。ケンカして仲直りする。その体験の積み重ねが子供の人間としての成長を助けます。傷つくこともあるでしょう。それが人の痛みを知るという教育にもなるはずです。 遊ぶということは、子供にとって一番大切なことです。遊びから学ぶのは人間関係だけではありません。チャレンジ精神、 アイデア力、忍耐力、身体的能力など、様々な能力を身につけていくことになります。子供に限らず、大人にも遊びは必要です。 社会に出て成功の一つは遊びを大切に生活を組み立てるということではないでしょうか。子供達が心おきなく遊べる環境が増えるといいと思っています。 遊具も重要ですね。子供はおもちゃの説明書とは違う遊び方をするものです。大人が考えもつかない遊び方をするものです。想像力を養うには、説明書と違っても自由にしておく時間も必要でしょう。 最近はテレビのアニメなどのキャラクターグッズがおおいですが、想像力を身につけるという点では弱いかもしれません。 キャラクターの魅力が強すぎて、純粋におもちゃで遊ぶという行為の妨げになる場合もあるような気がします。キャラクターの影響が強いですから、それ以上の想像力が生まれにくくなります。子供がおもちゃで遊ぶというより、おもちゃに遊ばれているという感じです。受身でテレビを見ているのと同じです。 子供に絵を描かせるというのは、想像力を養うための一つの方法です。幼児の絵というのは、何かを見て描くというよりは、 頭に浮かんだものを表現しています。いままで自分で見たものや聞いたことを、自分の頭の中で再生して、想像を働かせて それらしく描くのです。絵を描く道具として、クレヨン、水彩絵の具などはイマジネーションを高めるのに最適な材料と言えるでしょう。イマジネーションが高まれば、現代っ子には足りない「未知なるものへの好奇心」も芽生えてくると思います。 遊びとは違ったことですが、子供がボーッとする時間も大切に見守りましょう。それを嫌って叱ったりしそうになりがちですが、一方的にボーッとすることを止めてはいけません。子供がボーッとしている時は、大抵は脳がストレスで疲れている時です。ボーッとして脳を休めることによって、ストレスを開放しているのです。ボーッとするのは、子供が無意識に取る脳の防衛反応なのです。そして、アイデアやひらめき、想像力や空想力は、ボーッとしている時、つまり右脳が左脳より優先している時の方が出やすいのです。 学習したことを頭に定着させるには、脳の休息が必要です。脳にインプットした情報が定着させるには、脳の休息が必要です。 脳にインプットした情報が定着するのは学習している時ではなく、頭を休めている時に、情報は脳内で整理されます。この点から詰め込みの勉強ほど効率が悪いとも言えます。極端な言い方をすれば、学習してすぐ寝るのが一番効果的。脳に記憶として残りやすいのです。 さて、テレビの問題です。インターネット以外にも、「テレビと子供の問題」はよく論じられます。残酷で過激なシーンが子供に悪影響を与えると問題にされます。これらの映像を見ていると感覚が麻痺してきて、子供が飛行や犯罪に走りやすいと言われています。しかし、残酷で過激なシーンは、昔にも多くありました。ここで問題なのは「インターネット」や「テレビ」の存在ではなく、これらからわるい影響を与えられてしまう子供の内面の問題です。 確かにテレビやゲームが子供の脳の発達に良くないという説はあります。無関心、無気力など、感情や表現力に乏しい子に なりやすいとも言われています。しかし、これも程度問題です。テレビを見ることが悪いのではなく、テレビばかりを見るのが良くないのです。テレビやゲームばかりに時間が取られて、他のことをする時間がない生活に問題があるようです。 何の番組が良いとか悪いとかいう前に、テレビの見方が大切ということです。テレビは薬にも毒にもなるということです。 脳の教育のためにも、テレビを上手に活用することが大切です。テレビやゲームだけでなく本を読む、勉強したり、趣味を持ったり、外で遊んだり、生活に偏りがなくバランスが取れていれば、テレビを見ることは害になりません。 そして、テレビを家族のコミュニケーションの道具として扱えば、決して害にはならないはずです。見る時間も一日何時間と ある程度決めておくのも大切です。一番良くないのは、親の都合で、遊び相手の代役として、無制限に見せておくのは良くありません。また、夜遅くまでテレビを見せないことです。特に幼児の夜更かしは、絶対に脳に良くありません。 赤ちゃんでも夜更かしさせる親がいるようです。子供の寝不足状態。幼児期に夜型人間にすると、大人になってもなかなか治せるものではありません。体内のバイオリズムは、幼児期で完成されてしまうという説があります。これはある意味とても怖いです。朝型人間になるには、幼児期のうちから習慣ずけることです。 その他には食事中の視聴は控えることです。ご飯を食べながらテレビを見ることは、消化にとっても悪いこと。脳にもいい影響はありません。食事は食事、テレビはテレビ、というように、きちんと切り替えをしておくことが子供の感情を抑制させる訓練にもなります。親も姿勢を正しておかなければなりません。 子供は見事なくらい、親の背中を見て育ちます。子供は親の鏡とも言えます。悪い姿勢のクセも、実は親の姿勢を小さい頃から見てマネるのです。背骨の歪みまで親子で似ている子供もいます。同じ生活習慣にいるということで似てしまうのでしょう。 次は親の愛情です。親の愛情を感じたことがないという子供もいます。「親が考える愛情」「子供が考える愛情」は違う場合があるということを認識しておいた方がいいでしょう。「これだけ、愛情を注いだのに!」と親がいくら思っても、子供がそれを愛情と受け止めないこともあります。 子供は誕生した時から、親とは違う人格の持ち主である! いくら血のつながった実の子供と言っても、自分とは違う人間なのだと考えるべきでしょう。 まずは、これが子育てのスタートです。 もう一つのポイントは、子供との関係で、親として威厳を持つことは大切ですが、傲慢はよくありません。親の考え方を押し付けたりせず、子供の感情、考えを聞いてあげるようにすることだと思います。子供は親が想像していない言動をとることがあります。それが自然です。成長の度合いにも個人差がありマニアル通りに行かないのが普通です。 親が子供にしてあげなければならないことはなんでしょう? 食事。高度な教育。家や財産などを残す。確かにどれも必要なことかもしれません。親が子供にしてあげること。それは子供の健全な育成をサポートし、愛情を持って見守り、正しい人間として社会に送り出していくこと。愛情をもって見守る。この「見守る」というのがポイントです。自分の子供の幸せを願わない親はいないと思います。 それでは、子供にとって理想的な親とは何でしょう? それは、子供が幼いころは、「いつもそばにいて、暖かい愛情で包み、見守ってくれる親」。子供が大きくなったら、「離れていても子供の幸せを念じている親」です。「親が考えている愛情」と「子供が考えている愛情」とは違う場合も多く。お互いの愛情の隔たりを認識しておくべきでしょう。 子供の言葉や行動に注意を向けてみてください。子供は早くから自分の才能の片鱗をみせています。音楽を聴くのが好き、 絵を描くのが好き、絵本を読むのが好き、ボール遊びが得意、車や電車、漫画の登場人物や動物の名前を覚えるのが得意など、どんな些細なことも見落とさないでみていると、子供は自分の才能を開花させようと、信号を出しています。 人間は誰でも何らかの才能を一つ持って生まれてきます。では、何で世の中には天才が少ないのか?それはじぶんの本来持っている才能に気づかずに一生を終える人が多いからです。小さい頃は、社会のしがらみに染まっていません。 子供は色々な想像を膨らませ、色々な夢を持ちます。周りの的外れな期待と押し付け、そして、画一的なレールを走っているうちに自分の才能と可能性を忘れてしまいます。 過去の偉人で天才と言われたエジソンやアインシュタイン。彼らは学校の成績が悪く劣等性でした。その他にも、子供の頃は 成績が悪かったとか変わり者だったという偉人は沢山いるようです。彼らの共通していたのは、親が子供の成績の悪さを責めず、その他の可能性に気づいてそれを支援してあげたことです。成功した彼らの周りには、彼らの才能や可能性を信じて見守っていた大人がいたという事実があり、特に母親の影響は大きかったようです。 子供の個性を伸ばして応援してあげましょう。子供にとって本当は何が幸せなのかを考え、実社会で役立たない知識よりも、 強く生きるための「知恵」を教えてあげましょう。 自分の子供だけでなく、他人の子供も同様に可愛がることです。我が子は、一つの魂が現世で自分の子供の役割を果たしているので、魂レベルで言えば「他人の子=自分の子」です。そこに何の違いもありません。 親、先生が子供から多くのことを学び、自分自身が成長していくことが、子供の健全なる成長につながるのではないでしょうか。 未来を背負う子供達が健全に育つことが、幸せな家庭、平和な社会を作るキーポイントだと思います。
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